陽の光を感じて目を覚ました私。

いつものあの声が聞こえない。

いつもはおはようって飛びついてくるくせに。


てことはあれは現実だったんだね。


どっちにしろ今日は学校だ。


とりあえず制服に着替えるか。


制服に着替えるけどなんとなく着替えやすくて。


着替えやすい着替えは何日、いや、何年ぶりだろう。


背中から感じない体温がさみしい。



リビングへ続く階段を下っている時も、

朝食を作っている時も。


すべてが静か。