そばにいるとか。

これまで俺に言いたい放題だったのに。

全て綺麗事ですませて。

自分が悪くならないように美化する。



ーー“渚くんっていうの?かっこいいお名前だね!”


ーー“じゃあ、今日はうちんちでご飯食べてったらどう?”

ーー“おれ、息子とキャッチボールするのが夢だったんだ!”



俺を褒めてくれて、息子同然のように接してくれた初歌一家。

初歌たちには一生頭が上がらないだろう。

俺が神田グループの息子だと知っても態度は変わらなかった人たちは、最初で最後かもしれない。