「あら、お嬢さん。ちょっと転けちゃってのぅ。有難うございます。」
優しい紳士的なおじいさんだ。
助けると、くしゃっとしわを寄せておちゃめに笑った。
「今日はお食事に行かれるんですか?」
誰かに似ている気がして思いがけず聞いてしまった。
それでも、おじいさんは優しく楽しそうに笑った。
「ほっほっほ。そうなんじゃよ。久しぶりに孫とな。一緒に行くかい?なんちゃって。」
やっぱりおちゃめな人だ。
「じゃあ途中まで一緒に行きましょうよ!」
そう提案するとおじいさんは「そうじゃな、はっはっはっ。」と頷いた。

