なぎくんが家を出た1時間後に私も家を出た。
なぎくんが手配をしたのはまさかのリムジン。
それに乗って、高層ビル群の一角に来た。
本当にここでお食事するのだろうか。
それはそれは。
高級レストランオーラ全開のビルだった。
「すーはー」
深呼吸をしてビルの自動ドアを抜ける。
ビルのエントランスホールにはふかふかのソファーや素敵な絨毯。
「わぁ」
思わず声に出してしまう。
ずっと見渡していると、
ガッシャーン!
何かが倒れた音がした。
そこにはキャリーバックを持った黒いハットを被ったおじいさんが倒れていた。
バッとそのおじいさんの方に駆け寄った。
「大丈夫ですか!?」

