そのときをイメージして笑ってしまった。
ふふっ、こんな平和なの久しぶりだな〜。
なんだか嬉しい。
そんな中、一つ思い出して。
「奈津くん。」
奈津くんを呼ぶと振り返ってくれた。
みんながいないところまでちょいちょいと手で招く。
「なんだよ。」
「あのね、……さっきのありがとう。」
さっきのとは告白のこと。
奈津くんにはそれで伝わったらしく、自分の髪の毛をぐしゃぐしゃとかき回していた。
「でも、ごめ「それ以上はちょっと言わないで。」
奈津くんは悲しそうな、ただ優しい瞳で私を見ていた。
「そんなこと言われたらまたアプローチできなくなるじゃん。」
「えっ「はいはい、そこまで〜♡」
私と奈津くんの間に入ってきたのはなぎくん。
「ひょえっ」
な、なぎくんに聞かれてた……!?
「なに初歌そんな驚いた反応して。そんな俺に聞かれたらまずい話なの?」
「ち、ちが…「そうだよ。だからこっち来んな。」
奈津くんんんんんん????

