「渚(神田)くんいる!?」 声の主は、初歌の親友の桃音とそらだ。 2人の顔は眉が下がり今にも泣きそうな顔をしている。 異常事態が起きているのは定かだろう。 「何があったんだよっ!」 すると、2人は弱々しい声で言った。 「初歌がどっか行ったの………っ!」 「どこにもいなくてぇっ!」 もう無理。 初歌に嫌われてようが、俺は初歌を追いかける。 無事なのかそれさえも分からない。 「凪咲、先生に言っといて。」 それだけ言って。 初歌を追いかけた。 どこにいるかも分からないのに。