そばにいるとか。

なぎくんとの出会いはどこにでもありそうなごく普通の幼稚園。


社長さんの息子とは言え、そこはお家の意向でそうなったらしい。


そのころのなぎくんはおてんばで可愛くて。

よくどろんこ遊び一緒にやって、私のお母さんに怒られたんだ。


怒られて泣いた私のことをずっと慰めてくれてたっけ。


小さな手で私の背中をさすってくれたんだ。


私より小さかったなぎくんが、いつのまにか私より大きくなってる。

でも隣にいることは変わりなくて。

それが嬉しい。

それが私の幸せ。