希望のない世界

スラム街。人気のない街だ。僕はそこで過ごしている。
 ずっとずっと助けを待ってたんだ。
 ある日、優しそうな顔をした人が僕に声をかけてくれた。
「大丈夫かい?」
優しい声。その人はそう言いながら僕の頬に触れた。