希望のない世界

「兄さんはやっぱ優しいな。」
「はあ!?」
たあるは少し楽しそうだった。
「玄武で俺とケルピーを殺せばすぐに出てこれたのに」
と言っていた。
「黙れ。」
たあるはちょっと照れていた。
 「嫌いなんて言ってごめん。」
とケイラが言った