希望のない世界

「んー、私期待されて育ってきたんだ」
すずれが昔のことを思い出しながら話す。
「それでね。期待されてない妹が羨ましくなっちゃったの。」
 すずれはよくわからない。すずれは太陽を自分のもののようにに扱うみたいな笑顔をしている。