強く否定しなければ!!!
「違い…」
「釜じい」
釜じい!!!
「ゆずちゃん、大丈夫かい?」
ゆずちゃん!!!
二つ結びで、水色のランドセルを背負う女の子は、ゆずちゃん…。
白ひげで丸縁眼鏡のおじいさんは、ゆずちゃんのおじいさん…。
「あのね。
私は知らない人とは話せないって言ったのに、しつこく話しかけられて、困ってるの…」
「困らせてごめんなさい!!!」
僕はゆずちゃんにしっかり頭を下げる。
「どうしても君に聞きたい事があって……」
「聞きたい事……ゆずちゃんに?」
「はい!
僕、探偵をしていて、ある依頼を受けたんです!!」
頭を上げた僕は、今日あった出来事を話す事にしました。



