探偵とおじいさん




「お礼を伝えたくても……連絡先知らないんだよな……」



無事に解決した後、お礼を伝えようとしたら、釜田さんは居なくなっていたのだ。



「また会えるんじゃない?
二人良いバディになれそうだし……」



今回僕が謎を解いて、解決出来たのは、釜田さんの協力があったからだ。



バディ……か。



「……居ない………」



放課後、昨日釜田さんに初めて会った場所に来た僕。



「そんな簡単に会えるわけない…」



目の前から釜田さんが歩いて来た。



「釜田さん!!!」



釜田さんは僕に気付くと、その場で立ち止まる。



「君は………」



狩矢が言うように、やっぱり僕と釜田さんは良いバディになれ…。



「不審者か?」

「探偵です!!!」



そうもありません!!!