こたえ:ただいま(『ひく』のはんたいは『たす』。『小さい』のはんたいは『大きい』。『大きい』の『大』は『だい』ともよめるよ。ひだりのれつのことばを、たてにつなげてよんでみよう!)



「わかった!」

 じゅもんは、メイが、おうちにかえったときにいつもいうことばでした。おとうさんとおかあさんのえがおを思い出して、メイのはなのおくが、つんとなります。

「魔法のじゅもんは、『ただいま』ね!」
「せいかいよ、メイ!」

 本をもつメイの手に、ミリー姫が手をそえます。

「メイ、あなたは、おうちにもどるための魔法を、じぶんの力で見つけたの。わたしも、すこしだけ、力をかすわ。あなたを、あなたのせかいにおくりとどけます」

 すると、本が、まぶしい白い光をはなちました。あたたかい光が、メイをつつみこんでいきます。

「メイ、またゆめの王国にあそびにきてね! わたしもきっと、あなたに会いにいくわ!」

 ミリー姫がいいました。

「メイ、リュックをとどけてくれて、ありがとうなんだぞ!」
「いっしょに、ゆめの王国をぼうけんできて、たのしかったよ!」

 スピカとユーリも、メイにいっしょうけんめい手をふっています。

「みんな、ほんとうに、ありがとう! また、会おうね!」

 光の中で、メイは、大きなこえでいいました。