こたえ:スピカ(ねこのぬいぐるみは『ナイト』だから、『と』が『ない』。『と』の字をけしてみてね)



「あなた、スピカっていうんだね。ねえ。スピカは、なにをしにゆめの王国からやってきたの?」
「それは、プリンセスのおねがいで……ああ、そうだった!」

 スピカは、きゅうになにかを思い出したみたいに、ぴょんとジャンプしました。

「おれ、プリンセスのところへはやくかえらなくっちゃだったんだぞ!」

 そういって、スピカは、あわてて公園のそとに、はしっていこうとします。
「わっ、はやい! ……あれっ?」

 たいへんです! さっきまでスピカがすわっていたベンチに、オレンジ色のポシェットがおちています。

「これって、スピカのおとしものだよね。スピカ、まって、まって!」

 メイは、いそいでスピカのことをおいかけました。