最強スパダリ吸血鬼が私を運命の人だと言って離してくれない!

放課後。







あの後、休み時間のときも周りに囲まれて本当に大変な一日だったな。








霞くんや虹香ちゃんも時々助けてくれたりして。








いい友達に恵まれてよかったと心からそう思えた。








そして今はこうしてかげくんと二人きりになれた……







「――ひかり。ここ、俺たちが初めて出会った場所だよね」





かげくんがそう言って、教室全体を見渡す。






数か月前、あのときの私たちはただのクラスメイトで。






まさか付き合うだなんて想像もしなかった。







かげくんがゆっくりと私の方へ向き直る。





夕陽に照らされた彼の瞳が、真っ直ぐに私だけを映していて。





「ひかり、好きだ」






その一言で、頬が一気に熱くなる。







心臓の音がうるさすぎて、自分でも聞こえそうだった。




「わ、私も……」




ーー勇気を出さなきゃ。





かげくんが何度も言ってくれた言葉を私も彼に伝えたい。





「私もかげくんが好き……」





私が最後まで言い終わるのと同時にかげくんにギュッと抱きしめられた。






「やっと聞けた……」







夕日に照らされた教室で私たちは静かに目を閉じる。







そしてゆっくりと唇を重ねた。