最強スパダリ吸血鬼が私を運命の人だと言って離してくれない!

教室のドアを開けると、みんなの視線が一斉に注がれる。






私は反射的にかげくんの手を離そうとしたのに、やっぱり全然離してくれない。





しかも指をぎゅっと絡めたまま。







「うわっ手つないでるー!」




「見ろよ!あのゴリラ女に彼氏できてんだけど!!!」



「ついに人間扱いされたのかー?」






クラス中が一気にざわつく。





「ちょっ……! やめてよ!」





思わず叫ぶ私をよそに、みんなは好き放題言い合う。





「もしかして、もうキスしたんじゃねーの?」



「てかさ、ひかりのゴリラパンチで吹っ飛ばされなかったのかよ」




笑い声と冷やかしの声が教室中に広がる。



私は今すぐにでも逃げ出したかったのに。



そんな私の横でかげくんはサラッととんでもないことを言った。





「……あぁ、キスならもうしたけど?」




「えっ!? マジで!?!」




「うそだろ!?」





一拍置いてから、教室中が爆発したみたいに大騒ぎになった。





「事実だし。嘘ついても仕方ないだろう」





「ちょ、やばいじゃん! このクラスでリア充カップル爆誕!?」





「ゴリラ女が、プリンセスに……!!」