最強スパダリ吸血鬼が私を運命の人だと言って離してくれない!

かげくんの言葉に私たちは急いで校庭へと走る。


はぁはぁとお互い息を切らしながらなんとか校庭につくとアナウンスが聞こえた。


「二人三脚に出場する予定だった朝日さんと黒瀬くんがいないので失格に――」


「遅れてすみません!」


かげくんが声を張り上げて謝ってくれた。


私も謝らなきゃ!



「ごめんなさいっ!」



会場がざわつく。


先生が腕時計を確認して、ため息まじりにマイクを持った。



「……よし。ギリギリセーフだ。急いで並びなさい!」



その言葉にホッと胸を撫で下ろす。


失格にならずに済んでよかったぁ……



ふと隣を見るとかげくんの横顔が青ざめていた。



「やっぱりやめよっか……?」


「……いや、平気だよ。心配させてごめんね。俺のことは気にしないでくれ」



そう謝るかげくんだけど、額には汗が滲み体力を消耗しているのは明らかだった。


そばにいるかげくんのことが心配になりながらも時間は待ってはくれなかった。


先生に急かされて私たちは急いで足を縛る。