ワンナイトから始まる青春のつづき

優の話、旦那の愚痴、仕事の話など話題は尽きず、2次会も全員参加です。


ちょっと照明が暗くて味のあるお店で仕切り直しです。


隣のテーブルにちょっぴり怖いお兄さんたちがいるのが緊張するけど。


あたしはお酒を注文してからお手洗いに向かった。


トイレから出たところに見覚えのある男の人が立っていた。


「優の女だよな?」


この前映画館で優に話しかけてきてた人だ。


トイレ前で待ち伏せは普通にめっちゃ怖い。


「あいつ最近付き合い悪いから一緒に集まり来てほしーんだよね」

「えっと…伝えておくね」

「ねえ名前なんていうの?すげぇタイプなんだけど」

「や、ちょっと、手離してください」


手首をつかまれて逃げられないようにされ、距離を詰めてこられた。


ジャラジャラついている指輪が痛くて怖い。


トレイの場所が席から少し離れていて、あたしが騒いでもたぶん向こうに聞こえない。


「今、別のところで集まってるから来てよ」

「別の子たちと飲んでるから行けないです」

「えーいいじゃん別に。こっちの方が楽しいって」


強引だな、この人。


「一旦、手を放してもらえますか?」

「うーーーん、優に内緒で俺に抱かれてくれるなら離してあげる」

「……」


話が通じなくて、言葉も出ない。