ワンナイトから始まる青春のつづき

本人にバレたわけじゃないのに。


ママに遅くなる連絡をして、3回深呼吸をしてから元の場所に戻った。


店内は、あたしのクラス+隣のクラスの塊とあたしたちの隣の隣のテーブルに黒川くんたちのグループがいた。


黒川くんたちはクラスではなく、当時の不良グループのメンバーで来たみたいだ。


あの席だけ突出して柄が悪いのは言うまでもない。


大学にもチャラチャラした人がそれなりにいるからチャラい若者には慣れているけど不良グループは目つきが怖くてちびりそう。


一ノ瀬くんはちょっと仲良かったのか、あちらのグループの方々と談笑してる。


「夏実の元カレいるね」


隣でハイペースでお酒を飲んでいる夏実にコソッと話しかける。


中学時代に長く付き合ってた夏実の元カレが来ていた。


黒川くんと仲良しで、一軍不良グループに所属していた夏実の元カレ。


彼もやたらと顔が良くて、モテモテだったなー。


かわいい夏実とお似合いカップルで、中学の間は誰にも邪魔されずに付き合っていた。


「あー蒼介ね。すごい久々に見た。相変わらず顔が好みでムカつく…!あたしのバカやろう」


好みの顔の元カレを見て、ますますお酒が進む夏実。


分かるよ、お顔が天才って罪だよね。


中学ぶり見た黒川くんの顔が変わらず好みで困る。


大人の男の人に成長しててほんとやばい。


今まで出会った人の中で断トツで好きな顔である。