ワンナイトから始まる青春のつづき

「ちょっとお迎え待ちです」

「遅くなるようなら俺が送って行こうか?家の方向一緒だと思うし」

「申し訳ないので大丈夫です。あたしのことは気にせず帰ってください」

「遠慮しなくても全然いいのに。じゃあ俺帰るね。また週明けに」


とあたしの頭を撫でてから帰っていった。


頭撫でる必要あった…?


5分ぐらいして優の迎えが来たので、優の運転する車の助手席に乗った。


「ごめん待たせて。帰り際に部長に捕まっちゃって」

「ううん全然だよ〜迎え来てくれてありがとうね」


今日はこのまま映画を観に行きます。


シリーズものの最新作で2人とも過去作を全部見ていると作品が公開されたので観に行く約束をしていた。


「ポップコーンは食べる派?」

「うーん、いつもは食べない派だけど今日はお腹空いてるから食べたいかも」

「ちょっと時間あるし飯食うか」

「あそこのラーメンがいいです」


ご飯を食べてから入った映画館。


レイトショーの時間だけど夏休みなのもあってチラホラと人はいる。


地元唯一の映画館だから同級生とか知り合いとかいそうな気がする。


地元で顔が広いすぐるの知り合いとか絶対いそう。


「あー……サングラス持ってくればよかった。マスク持ってたりする?」

「持ってないよ。知り合いいる?」

「ん。菜月のこと見せたくない知り合いがちょっとタクサン」


絶対元セフレとかじゃん…


入り口付近に男女の派手な集団がいる。


優はそこに近づきたくない様子。


上映時間近くになってもずっとたむろしているので仕方なく通ることにした。