ワンナイトから始まる青春のつづき

菜月の飲み相手が蒼介の元カノなんだよな。


「おーがんばれ」

「埋め合わせはまた今度ってことで。菜月ちゃんもありがとう気をつけて」


と言いながら、蒼介は店の中に入っていった。


扉が閉まる前に女の驚いた顔が見えた。


菜月にも見えたのかニマニマしてる。


「結構飲んでんね、今日は」

「ん〜そう女子トークが盛り上がっちゃって。飲みすぎた〜」


店から出てきた時からテンション高くて、フラフラしてる菜月。


目も閉じかかっててかわいい、久しぶりなのにかわいさの破壊力やばい。


めっちゃキスしてぇ。


「どこ帰るの?送るけど」

「夏実の家〜……は無理か。どこに帰ろ?」


どこに帰ろ?って言ってる目が挑発的でもう誘ってきてるんスけど、持ち帰っていいよな。


車まで連れて行き、酔っ払いを助手席に乗せる。


飲む前に会えたからまだ運転できる状況でよかったよ。


春から地元を出て職場近くで一人暮らししてる俺。


俺ん家に持って帰ります。


まさか菜月に会えると思ってなかった。


助手席で寝てる菜月を見ると嬉しくてニヤニヤが止まらない。


40分ほど車を走らせて到着した俺ん家。


起きそうにないので抱っこして車から降ろして家まで運んだ。


水すらない家なので、菜月を置いてからコンビニに向かった。


水とか必要なものを購入してまた家に戻る。


戻ったらベッドの上にちょこんと座って部屋を見渡している菜月がいた。


「くろ、かわくん?あれ、夢?」

「夢じゃねーよ、酔っ払い。水飲め水」


水を渡してやるとリスみたいに飲んでてかわいい。