ワンナイトから始まる青春のつづき

【菜月】
あたし、白川菜月はもうすぐ20歳になる大学2年生。


今日は、成人式に参加している。


振袖を着て参加した式典が終わり、これから中学の同窓会だ。


地元から離れた大学に通っているので久しぶりに会えた人が多くて嬉しい。


バイト漬けであまり帰省もしないあたしはレアキャラなのですごくヒソヒソされた。


「あれ誰だっけ?」

「見たことある、まじ誰だっけ……?」


高校も離れたところに通っていたので、式典に参加している地元のみんなとは中学ぶりである。


同窓会には中学の時から仲良しの、親友の中津夏実(なかつなつみ)と向かう。


「菜月〜着替え終わったぁ〜?」

「近所迷惑なるから家の外から叫ばないでよ〜夏実。まだちょっとかかるからお家入って待ってて」


それが終わったら流れに任せて2次会に行くことになるはず。


「なっちゃん、このニットに合わせるなら白と黒のどっちのスカートがいいと思う?」

「ん〜白。ブーツが黒」

「りょうかい〜ありがとう〜」


白ニットに白スカートのセットアップっぽい服装に決まった。


夏実は、あたしとは対照的に黒でまとめたコーディネートである。


準備できたので会場へ向かうことにした。


「成人式マジックあるかな〜?」

「夏実、彼氏いるって言ってなかったっけ?」

「昨日別れた」

「え、年越し前まであんなに惚気てたのに?」

「浮気された。以上。次行きます」