灯りはそのままに

「今の彼は俺様だから疲れるけど、ハイスペックだから別れないわ。ハイスぺの彼と、癒してくれる彼との両方欲しいのが本音なのね。だから、こっそりやり直さない?」

沼田さんは、誘惑するように言う。

「あんた⋯⋯いい加減にしろよ」

シュウジは静かに⋯⋯しかし、激怒しているのが明らかで、もはや別人にしか見えない。

「すぐ隣に彼女がいるのに、よくそういう無神経なこと言えるな。あんたのそういうところ、ハッキリ言って昔から大嫌いだったよ」

そこまで言われても、沼田さんは余裕綽々だ。

「だって、どう見ても彼女じゃないし。その子いくつ?中学生?いつの間にそんなロリコンになったのかなー?」

「あんたよりも若いのは確かだな。おまけにあんたには逆立ちしても入れない優秀な大学の学生だけど?」

「は⋯⋯話そらさないでよ。本当に彼女なら、その証拠に、今ここでキスしてみたら?」

「何のために」