灯りはそのままに

そのようなやり取りも、どこまでが本音で、どこまでが社交辞令かわからずに、可能な限り愛想よくしようとし続けていたので、やはり疲れてしまった。

私の様子に、シュウジはすぐに気付いてくれた。

「疲れたろ?少し離れたところで休もうか」

そう言ってくれたので、人の群れから離れ、庭の隅で休憩した。

「本当にありがとな。知らない奴ばかりでしんどいだろうに⋯⋯」

「ううん。シュウジにはいつも優しくしてもらってるもの」

「そんなことないって⋯⋯無理だけはするなよ?」

変わらないシュウジの優しさに、私はいっそ、何に傷つき、地元や男の人をずっと嫌ってきたか打ち明けようかと思った。

その時に、

「高山くんじゃない?」

「沼田⋯⋯」

茶色い髪を巻いている、大人びた女性が声をかけてきた。

「久しぶりねー!元気ぃ?」

私は、直感でこの人がシュウジの前の彼女だとわかった。