「おはよ。今日は珍しく早いんだね」
「もちろん!なんたてったって今日から待ちに待った部活が始まるんだから!」
そう言いながら美麗が手に持っている荷物を私に向ける。
美麗の手には美麗が中学の頃から大切にしているアルトサックスがあった。