朔紅は苦悩していた。正義を貫けば仲間が死に、諦めれば無辜の市民が犠牲になる。

虹空との電話で相談した。

「朔紅、あなたらしく行動して。私はあなたの判断を信じる」

その冷静な声に励まされ、朔紅は捜査を続行することを決めた。

しかし虹輝の罠は巧妙だった。手がかりを追うたびに、朔紅の大切な人々が次々と危険に晒されていく。

紅祐も拉致され、ついには虹空までもが姿を消した。

「あはははは!どうですか朔紅さん!正義の味はいかがですか?」

虹輝は廃工場で、三人を人質に取って待っていた。