「お前は悪くねーよ!」
手話じゃなくなった…
口読めたからよかったけど…
『急にどうしたの?ここ病院なんだから静かにしないと…』
『あいつらが悪いんだ!補聴器壊れてたから後で金請求する』
『そこまでするの?』
『あたりめーだ』
なんでそんな怒ってるの?
『死ぬほど心配したんだからな…っ』
今にでも泣きそうな顔を私はじっと見つめる。
その時私は思わず壮良を抱きしめた。
なんかほっとけないな…
「っ!ちょっと、、え?」
振動的に何か喋っているのはわかるが何を言っているかはわからない。
そして壮良から離れて、
『心配かけてごめんね!』
そう謝った。

