嘘つきは恋の始まり

企画書作りに熱中し、気づけば時計は8時をまわっていた。


部署内にいたのは私と小宮くんの2人だけだった。

「できたーー!!!」


「初企画書づくりだね」



「企画書つくるのってこんなに大変なんですね」


「ポイントは相手に見やすく伝わりやすくだよ?」



「勉強になります!」


「よし、今日はもう帰ろっか」


「あ、西野先輩」


「ん?」


「この後暇ですか?ご飯、いきませんか??」

え????