「ユキー、ごはんよー!」
「はぁーいっ」
ママの声にこたえて、ユキはノートをぱたんと閉じました。
部屋を出てリビングに行くと、お肉の焼ける香ばしいにおいがただよってきます。
ママだけでなく、お仕事から帰ってきたパパも、テーブルについていました。
「パパ! おかえりなさい」
「ただいま、ユキ」
「いいにおい。おなかすいてきたぁ」
「ふふっ。さぁ、食べましょう」
まほうの国から帰ってきて、1週間がたちました。
ユキは、だれにもまほうの国の話はしていません。
きっと、ママはまほうの国やフレッピーのことを知っています。



