「クロックは、時をあやつるまほうのフレッピーなの。わたしが小さいころに名前をつけて友だちになったんだけど、とっても気まぐれで、ふだんはひとりでどこかにふらっと旅に出てるんだ」
「時をあやつるまほう?」
今のように、テーブルの上だけ時間をもどして元のじょうたいに戻したり、時間を止めたりもできるそう。
「あっ! じゃあ、さっきのビーストも」
「うん。とっさにクロックにたのんで、ビーストの時を止めてもらったんだ」
それでビーストは動かなくなり、ぺこはギリギリで助かったというわけです。
お礼を言いたくて、ユキはクロックのいる空を見上げました。
けれど、そこにはだれもいません。
「また、どこか旅に出たんだね」
ティナはそう言いました。



