中庭のテーブルには、ぺこのまほうでじゅんびした料理やスイーツが、そのまま残されています。
それも冷めてしまったり、クリームが溶けかけていたり、さっきよりも形がくずれてしまっています。
ティナはテーブルに近づくと、中身が飛び出ているたまごサンドをぱくっと口に放り込みました。
「姫しゃま?」
もぐもぐ食べおえると、ティナはぺこに向かって言いました。
「じょうずにまほうの力を貸せていないなんて言わないで。ぺこのまほうで作った料理は、すっごくおいしいよ!」
ユキは、ティナのことをじっと見つめました。
「あたりまえでしょ? ぺこがわたしのためにまほうの力で作ってくれたんだもん。おいしいに決まってるよ!」
そんなティナの必死のうったえを聞いて、ユキはあることを思い出しました。
ユキは、ママが作るチョコクッキーが大好きです。



