ティナが大きな声でだれかの名前を呼びました。
「クロックーー!!」
すると、あたりが強い光につつまれ、どこからともなく、時計の形をしたフレッピーが飛んできました。
クロックと呼ばれた時計のフレッピーが、ティナの頭上に降り立ちます。
そして、ティナがビーストに手を向けると……。
「ガルル……ッ! …………」
唸りをあげていたビーストの声が聞こえなくなり、あたりが静けさにつつまれます。
(な、なに? なにがおこったの……?)
ユキがおそるおそる目をあけると、今まさにぺこを食べようとしていたビーストが、ぴたりと動かないまま固まっています。
「どういうこと? ぺこは?」



