「森のずっと奥。ビーストのすみかの近くにいるみたい」
「ユキ、いそごう!」
「うんっ」
びゅんびゅん風を切りながら、森の中を飛んでいきます。
そして、ついに。
「いたっ! ぺこーっ!!」
ティナが、遠くで飛んでいるぺこを見つけました。
目をこらして見てみると、ぺこはビーストに追いかけられているようです。
おなかを空かせ、舌をべろりと出したビーストが、いまにもぺこを食べてしまいそうなほど、大きな口をあけています。
「きゃあっ! どうしよう、ぺこが……っ!」
ユキがひめいを上げて目をつぶった、そのしゅんかん。



