ユキがおろおろしてとなりを見ると、ティナもうつむいています。
その悲しそうな表情に、自分のことのように胸がいたくなりました。
ユキはティナによりそい、ぎゅっと彼女をだきしめます。悲しいとき、いつもママがこうしてくれるのを思い出したのです。
ティナがぽつりと話しだしました。
「ぺこはね、わたしの『バディ』なの」
「バディ?」
まほうの国ではみんな、生まれたときにフレッピーを授けられるといいます。
その子をバディと呼び、さいしょの友だちになるのです。
ティナにとって、ぺこはバディ。生まれたときからずっといっしょにいる、大切な友だち。
「ぺこは、かけがえのないバディ。まほうが苦手だって、大切な友だちにはちがいない。だってわたしは、ぺこが大好きなんだから」
ティナは自分に言い聞かせるようにつぶやくと、顔を上げました。
「わたし、ぺこをさがしにいかなくちゃ!」
「うんっ。わたしもてつだう」
「ありがとう、ユキ」
ユキにとっても、ぺこはもう大切な友だちです。
(はやく、見つけてあげなくちゃ!)



