マジカル☆フレンド~プリンセス・ティナとまほうの妖精~


「ぺこ。次は、ユキのためにチョコクッキーを作ろう」

けれど。

そんなふたりの思いは、ぺこのしょんぼりしている心には届かなかったようです。

「ぺこは……ぺこは……ユキしゃんのママみたいな、おいしいチョコクッキーはつくれましぇん」

ぷるぷるとふるえながら、ぺこは言いました。

「クイーンになりたいのなら、もっとじょうずに料理のまほうを使えるフレッピーとお友だちになったほうが、姫しゃまのためでしゅっ!」
「あっ! ぺこっ!」

まんまるな瞳になみだを浮かべたぺこは、ぴゅうっと飛んでいってしまいました。

あまりにとつぜんのできごとで、一歩も動けませんでした。

(どうしよう。わたし、よけいなことを言っちゃったのかな)