ユキだけでなく、ティナもおどろいた様子です。
「ええ。じつはわたしも、子どものころに、ひみつのとびらを通って、にんげんの国にいったことがあるの。そこで出会ったのが、十歳のころのカオルよ」
(えっ! わたしのママとティナのママが、子どものころに会っていたの!?)
ティナのママは、なつかしそうに目を細めました。
「とてもなかよしの友だちになったの。わたしはクイーンに、カオルは小説家になる夢をかなえるために、がんばろうってはげまし合っていたのよ」
ユキは、ティナと顔を見合わせました。
「まるで、今のわたしたちみたい!」
「本当だね」
笑い合っているユキとティナに、ティナのママは言いました。
「でもね、にんげんの国には、にんげんの国のくらしがあるの。まほうもないし、フレッピーもいないわ。どれだけおどろかせてしまうか、わかるでしょう?」



