ティナは、ママに約束をやぶってしまった理由を伝えると、ユキの腕にぎゅっとしがみつきました。
「それにね、あのとびらの向こうにいたユキと、なかよしの友だちになれたの!」
ティナのママはユキを見ると、おどろいたように両手で口をおおいました。
「まぁ! あなたは……」
「は、はじめまして。私は、ユキといいます」
あいさつをするユキを、ティナのママはじっと見つめています。
「もしかして、あなたのママは、カオルというお名前かしら?」
そのとおりなので、ユキはこくんとうなずきました。
「そう……。そうなのね」
ティナのママは、かんげきした様子で、なんどもうなずきました。
「ママを知っているんですか?」



