アリシアがティナにイジワルを言ったので、アリシアのフレッピーもイジワルをしてしまったのです。
「わたくしの方が、ティナよりもたくさんまほうを使える。それで、勝ったつもりになっていましたの。でも、さっきノア先生にしかられて、気づきましたわ」
アリシアは、これまでのイジワルな顔つきではなく、しんけんな瞳で言いました。
「わたくしのフレッピーを、イジワルな子にしたくありませんの。だから、これまでのこと、あやまりますわ。ごめんなさい」
サンダーも、アリシアといっしょにぺこりと頭を下げました。
ユキは、そんなアリシアのようすを、じっと見つめています。
(自分が悪かったってみとめて、ちゃんとあやまれるなんて、アリシアって、ほんとうはいい子なんだ)
ユキは、そんなアリシアをすてきだと思いました。
(ティナは、どう思ってるのかな?)
「うちあけてくれて、ありがとう」
ティナがお礼を言うと、アリシアはまつ毛の長い目をぱちぱちとまたたかせました。



