「まずは、だれからまほうを見せてもらいましょうか?」 ノア先生が言うと、 「わたくしから、やらせてください」 アリシアがピンと手を伸ばして言いました。 「よろしいでしょう。では、アリシア」 「はい。わたくしがつれてきたのは、風のまほうのフレッピーですわ。ブロー、いらっしゃい」 アリシアが、片手にふうせんの形をしたフレッピーをのせると、教室の中に、そよそよと心地いい風が吹き抜けます。 「わぁ、気持ちいい」 「涼しいね」 「さすがアリシア。すごいね」 生徒たちが口々にほめます。