「ユキは、さがしたいものを頭に思い浮かべるだけでだいじょうぶです」
「う、うん。わかった。ティナ、なくしちゃったのは、どんなブレスレッドなの?」
「えっと、ピンク色とむらさき色の丸いビーズで作られていて、まんなかには王冠のチャームがついてるの」
ユキは、ティナから聞いたブレスレッドの形を頭に思い浮かべます。
はじめて使うまほうに、ユキのしんぞうがバクバクとこれ以上ない速さで脈打っているのがわかりました。
けれど、それと同じくらい、ドキドキワクワクしています!
「ユキ、両手でお皿を作って」
「こう?」
ティナに言われたとおり、ユキが両手でお皿を作ると、ハカセがぴょこんと飛びのります。
目をとじて、こつんとおでこを合わせると、あたりがやわらかい光に包まれました。
(わぁ、なんだか、あったかい……)



