胸の前でにぎったユキの両手は、緊張のあまり、ふるふるとふるえています。どうしても、ティナと友だちになりたいと思ったのです。
勇気をだして言ってみたものの、目の前のティナは、ぽかんとしています。
(どうしよう。会ったばっかりだし、だめだったかな。それとも、わたしじゃ、プリンセスのお友だちにはなれないのかな)
落ち込んでうつむいたユキの手に、ティナの手が重なります。ユキが顔を上げると、ティナはキラキラした笑顔で言いました。
「わたし、もうユキと友だちのつもりだったよ!」
「えっ?」
「わたしも、ぺこも、スカイも、もうユキの友だちだよ」
ティナの肩にのっているぺこも、「ユキしゃん、お友だちっ」とにこにこして言いました。
近くでぷかぷか浮いているスカイも、「ぴぃっ」となきごえをあげます。
「うんっ! ありがとう!」
ユキは嬉しくて、なんだか涙がでそうでした。



