ティナは部屋の窓をあけると、ユキの手を引いて、そこからぴょんと飛び出します。
「きゃあっ!」
けれど、ユキとティナは地面に落ちることはありません。手をつないだまま、ぐんぐん空へと浮かび上がっていきます。
「すごい! わたしたち、空を飛んでるの?」
「うん! スカイは、空を飛ぶまほうのフレッピーなの。まほうの国は、あの雲のむこうだよ」
目の前にはどこまでもつづく水色の空と、スカイに似たふわふわの雲が浮かんでいます。
(すっごくキレイ! それに、空を飛ぶのって、とっても気持ちいい!)
まぶしい光を浴び、さわやかに吹く風をうけながら、ユキとティナは大空を飛びつづけます。
「そういえば、ティナがわたしの部屋に来たのは、空からじゃなかったよね?」
「うん、スカイがいなくて空を飛べなかったから、ママの部屋にある〝ひみつのとびら〟を通ってきたの」
「ひみつのとびら?」
「そう。まほうの国とにんげんの国をつなぐとびらだよ。でも、ぜったいにあけちゃだめだって、ママからは言われてるの」
「えっ?」



