「じゃあ、さっそく行くよ」

ティナにうなずいたものの、どうやってまほうの国へ行くのでしょう?

ふしぎに思っていると、ティナがスカイをそっと両手の上にのせました。

「スカイ。おねがい」
「ぴ、ぴ、ぴぃーっ」

ティナが目をとじて、スカイにおでこをこつんと合わせると、あたりがやわらかい光に包まれます。

「わっ、なぁに?」
「だいじょうぶ、そのままでいてね」

ティナに言われたように、そのままじっとしていると、からだがふわっと浮き上がります。

「ぴぃっ」
「ありがとう、スカイ。ユキ、行こう!」