私はそのまま静かに部屋を出た。
「碧寝た?」
「寝たよ。」
「いつもありがとう。」
「ううん。いる時くらいはやるよ。」
「そんなこと言わないでよ。」
そう言った瞬間、一瞬だけ悲しそうな顔をしたパパを見てヤバっと思った。家族の間で誰も踏んでこなかった地雷を私が少しだけ踏んでしまったかもしれない。
「あっごめんごめん。ママはもう寝た?」
「うん。寝たよ。」
やってしまったと思い話題を逸らしたらその時にもうすでにパパは普通の顔に戻っていた。
「そっか。じゃあ私もそろそろ寝ようかな。パパは?」
「もう少し起きてる。」
「うん。じゃあおやすみ。」
「おやすみ。また明日。」
そうして自分の部屋に戻りベッドに入った。その前にスマホをチラッと見るともう待ち合わせ場所や時間、お店が決まっており、私の返事を待っていた。
なので私はOKのスタンプだけ送って横になった。横になるとさっきのパパの顔が頭をよぎる。私が余命宣告をされてからなるべく明るくいようと心に決めたがふとした時に家族への申し訳なさや死ぬということの実感が湧き出てくる。
忘れたいけど忘れられない。そんな感じだ。このまま寝たら目が覚めないのではないかという恐怖に駆られあまり眠れない。そんな日がある。
「碧寝た?」
「寝たよ。」
「いつもありがとう。」
「ううん。いる時くらいはやるよ。」
「そんなこと言わないでよ。」
そう言った瞬間、一瞬だけ悲しそうな顔をしたパパを見てヤバっと思った。家族の間で誰も踏んでこなかった地雷を私が少しだけ踏んでしまったかもしれない。
「あっごめんごめん。ママはもう寝た?」
「うん。寝たよ。」
やってしまったと思い話題を逸らしたらその時にもうすでにパパは普通の顔に戻っていた。
「そっか。じゃあ私もそろそろ寝ようかな。パパは?」
「もう少し起きてる。」
「うん。じゃあおやすみ。」
「おやすみ。また明日。」
そうして自分の部屋に戻りベッドに入った。その前にスマホをチラッと見るともう待ち合わせ場所や時間、お店が決まっており、私の返事を待っていた。
なので私はOKのスタンプだけ送って横になった。横になるとさっきのパパの顔が頭をよぎる。私が余命宣告をされてからなるべく明るくいようと心に決めたがふとした時に家族への申し訳なさや死ぬということの実感が湧き出てくる。
忘れたいけど忘れられない。そんな感じだ。このまま寝たら目が覚めないのではないかという恐怖に駆られあまり眠れない。そんな日がある。


