愛を知った日

私が見た時にはお疲れ様会の会場をどこにするかという話し合いがされていたが、私はそういうお店をあまり知らない。
今回はおとなしく見守る事にしようと思い、流れていくトーク画面を眺めていると伊月くん達のいつも行っているお店があるようでそこに案内してくれるとの事だった。
私はOKのスタンプだけ送った。そこで部屋のドアを叩く音が聞こえたからだ。
「はーい。」
返事をすると入ってきたのはママだった。
「奏、ごめん。碧がどうしてもねぇねの読み聞かせじゃないと寝ないって言ってて。お願いしてもいい?」
「あはは。仕方ないね。いいよ。」
「ありがとう。」
「碧、連れてきたよ。」
「ねぇね!」
「連れてきたからにはちゃんと寝るのよ。」
「はーい。」
「ママ、もうこっちは大丈夫だから休んで。お仕事で疲れてるでしょ?」
「大丈夫?じゃあそうさせてもらうわ。パパがまだ起きてるって言ってたから何かあったらパパに言って。」
「うん。おやすみ。」
「おやすみ。」
そしてママは部屋を出て行った。
「ねぇね、早く絵本読んで。」
「うん。これでいい?」
「うん。」
碧の手にはすでに読んで欲しい本がありそれを15分くらい読んだところで碧は眠りについた。