愛を知った日

「今日はありがとうございました。」
「ああ。こちらこそ来てくれてありがとう。」
「ママ!」
その時、パパの驚く声が聞こえた。
「ママ!仕事早く終わったの?」
「うん。」
「だから来てみたんだけど間に合わなかったみたいね。」
「文化祭、楽しかった?」
「うん!とっても。」
「お利口さんにしてた?」
「うん。ねぇねから離れなかった。」
「そう。いい子ね。」
そう言ってママは碧の頭を撫でた。
「えへへ。」
「2人ともこの間ぶりね。この前も今日もありがとう。」
「こんにちは。お久しぶりです。」
「ちょうどママに会いたいと思ってだんだよ。テレパシーでもあるのかな。」
「そんなのあるわけないじゃない。みんなの前でやめてよ。」
「今日は私が運転するわ。みんな乗って。あなた達も乗って行く?」
「いえ。俺達はこれから行くところがあるんで。」
「そう。これからも奏と明美ちゃんと仲良くしてね。また。」
「お兄ちゃん、伊月くんまたね。」
「バイバイ。」
「また連絡する。」
「うん。ありがとう。」
「また。」
「ありがとな。」
「今日はありがとう。楽しかったよ。」
「はい。ありがとうございました。」
そう言って鳳蝶くん達が頭を下げた後、私達は車に乗り込んで別れた。