そんなことを考えていると後ろの車のドアが開いて碧が入ってきた。
「ただいまー!」
「碧、おかえり。」
「あれ?今日はねぇねもいるの?」
「そうだよ。保育園は楽しかった?」
「うん!お友達とたくさん遊んだんだ。」
「そっか。良かったね。」
「うん。保育園も楽しかったけどねぇねに会えて嬉しい。」
「私の弟は本当に可愛いなぁ。」
そう言って頭を撫でた。
「えへへ。」
「さて2人共、そろそろお家に帰ろうか。」
パパのその言葉で車が発車した。
そして家に着くと碧が勢いよく入って行った。
「ただいまー!」
返事が返ってこないのを感じて
「あれ?ママ帰って来てないの?」
「ママ、今日は遅くなるみたいだから先にごはん食べちゃおう。」
「分かった…」
碧が寂しいそうに言う。
「じゃあねぇねと一緒に遊ぼうか。」
「いいの?」
「いいよ。」
「やったー!ねぇねと遊ぶ!」
「何する?」
「あんまり走るなよ。はしゃぎすぎたらダメだぞ。」
「分かった!じゃあ積み木で遊ぼ。」
2人でリビングに向かい、積み木の箱を出して遊んだ。