愛を知った日

「我が弟ながらすごいなぁ。でもあんまり早く大人にならないでね…」
「なにが?」
「なんでもない。」
「2人とも買ってきたよ〜」
そこでちょうどパパが帰ってきた。
「おかえり〜」
私は聞かれていないかとパパの顔をじっと観た。
「うん?なに?」
「ううん。なんでもない。」
「そっか。明美ちゃんはまだかな?」
「みんな〜お待たせ。買ってきたよ。」
「おかえり〜いっぱいだね。」
「色々買っちゃった。」
「まだ真っ昼間ではないからそんなに混んでなかった。」
「さて。食べようか。」
「僕、焼きそばとフランクフルト食べたい。」
「私と半分こしよう。」
「分かった。」
「水分もちゃんと摂ってね。」
「はーい。」
「奏パパ、これも美味しいですよ。」
「ありがとう。明美ちゃん。」
「いえいえ。で?奏パパは噂のイケメンくんのことどう思ったんですか?」
「えっ…普通にいい子だとは思ったよ。でもチャラ過ぎるな。たくさん女の子にもキャーキャー言われてたし。ピアスもしてただろ?」
「そうだけど…いい人ですよ。奏がナンパされてた時も助けてくれたみたいだし。」
「えっ!そうなのか?」
「明美ちゃん!それは言ってないのに。」
「えっそうなの?言ってると思ってた。」