愛を知った日

そんな状態でもかっこいいと思ってしまう私は重症なのかもしれない。
鳳蝶くんを見ているとこんなイケメンが私の彼氏だなんて信じられないといつも思う。
「うん?どした?」
そんな事を考えていたら鳳蝶くんの顔をじーっと見つめていたらしい。
「あっいや…かっこいいなって思って」
自分の口から出た言葉にハッとして途端に恥ずかしくなった。
「ふふっ。そうやって恥ずかしがる奏の方が可愛い。世界一可愛い。大好き」
そう言って抱きしめてくる。そして顔中にキスをされる。
「んっ…ふふっ」
「そのまましっかり掴まってて」
驚く間も無く体が浮いた。
「えっ?えっ?」
「驚きすぎ」
鳳蝶くんは私をひょいっと抱き上げて見つめ合ったままベッドに座った。
座っても抱きしめたままだ。
「びっくりしたじゃない」
「だって今日は久しぶりに2人っきりなんだ。誰にも邪魔されないんだぞ?俺は思う存分いちゃいちゃしたい。奏は違うのか?」
小声で囁く。その声はまるで甘い蜂蜜のようだ。そんな事言われたら私も同意しかできない。私は小さく首を横に振って
「違わない…」
と言うと鳳蝶くんは不敵に笑った。
「良かった。嬉しい」
鳳蝶くんが目を細めて次の瞬間にはキスしていた。私はいつものキスとは違う深いキスに酔いしれた。