愛を知った日

「もうお昼だけどなんか食べてく?」
「甘いもの奢ってくれるんじゃなかった?」
「そうだった!一応調べたんだ。行こ」
ゲームセンターを出てまた伊月ついて行く。すると
「あれ?あれって奏ちゃんじゃない?」
と伊月が言うのでその方向を見ると奏がいた。しかも誕生日パーティーにも来ていた大学生の男も一緒で店の前でなにか話している。
「あっち行こう」
俺は伊月の手を引っ張ってその場を離れる。しばらく歩いたところで手を離した。
「あの人、誕生日にも来てたよね?」
「ああ」
「しかもあの店、おしゃれなものが多いって話題のアクセサリーショップだよ?」
「そうなのか?」
「うん」
黙っている俺を見て
「まぁいっか。早く甘いもの食べに行こ」
今度は伊月に腕を引っ張られお店まで向かう。そんなに待たず席に案内された。
「ってファミレスかよ」
「だってクレーンゲームで結構お金使っちゃったし奏ちゃんがいた方の道がお店の方だったのに反対方向来ちゃったし…結局ファミレスが1番甘いものも食べれてお腹も満たせるからさ」
「それはそうだけど…」
「彼女の浮気現場見ちゃった鳳蝶くんに僕が奢ってあげるからさ。好きなものどんどん頼みな」
「浮気現場じゃない」
俺は否定した。